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  作成日時 : 2007/06/23 00:26   >>

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「敦賀さん。明日の朝食は 10時でいいんですね?」

「ああ。明日の仕事は 午後からだから。
君も ゴールデンウィークで しばらく学校休みだし。
明日は、仕事もオフだし。たまには ゆっくり寝坊して?」


「はい!ありがとうございます。じゃ、お先に失礼しますね。お休みなさい」

「最上さん」

  挨拶して 部屋に戻ろうとする 私に
 敦賀さんが いつものさわやかな笑顔を 浮かべて近付く。

  う”…!

  やっぱり アレなしでは ダメ…?ダメなの!?

「お休みの挨拶 忘れてない?」
「あ。あの…ですから『おやすみなさい』」

「…最上さん?」

 きゅらきゅらきゅらり

 それはもう極上の笑顔で 私の顔をのぞきこんでくる。

 …わっ、わかりました!!

「か、かがんでいただけます?」

「それより…このほうが 早い」

 …!

敦賀さんが 私を抱き寄せて 胸の中に抱え込む。
 ぴたりと 目線を合わせる。

「これで 届くよね?」

「は。はい。あの じゃ 眼 閉じて頂けません?」

「ん」

素直に 眼をとじてくれる その ほほに 軽く キスをする。

「お、お休みなさい」

こ、これでいいんでしょう!?
 あ〜!何度やったって 慣れやしない!顔が熱くなる!!

 こんなのが通常の挨拶なの!?フランス人!!

「ん。お休み」

 あま〜い声で 敦賀さんが 私にも キスをくれる。
 まぶたの上に ほっぺに 首筋に 髪の毛に…。

 …どれか1個だけで 挨拶としては 充分なんですが!敦賀先輩!!

 でも、ここで 逃げようとしたりすると
ますます 強く抱きしめられたりするので 必死に耐える!

 「いい夢をね。」「はい、敦賀さんも!」

 やっとっっ 解放してもらえて 自室にとびこむ。
 
 ふぅ…。心臓に悪い!

 ムダにフェロモン垂れ流し放題の 無自覚女たらしっていうのは 
ホントに社会の害毒よね!!

 言動すべてが 口説き文句まがいに なってるんだから!!
毎度 ドキドキするこっちの身にもなって!!

 ああいうとこさえなきゃ 無条件に尊敬できる 優しい先輩なのになぁ…。

 薔薇の模様のレース付きネグリジェ(これも 敦賀さんの贈り物)に着替え、
敦賀さんの用意してくれた 豪華な薔薇模様の飾り付き天蓋ベッドに ぽふっと横たわる。

 久々に ゆっくり 寝坊できるのは 素直にうれしい。

 敦賀さんが出かけた後は お布団 干して 家中 大掃除しようかな ひさしぶりに…。
 そんなこと考えながら いつのまにか 眠りについていた。

画像


 コーヒーのいい香りで眼が覚めた。
 え!?あわてて 飛び起きる!
 もしかして 寝坊しすぎた!?私ったら!!

「おはよう 母さん」

 …か あ さ ん ?!

 おそるおそる 声の方を見る。

 …!!!
 コ、コ、コ、コーン!?

 金髪で青い眼の 14,5歳くらいの美少年が コーヒーカップ片手にほほえんでいる!

「はい。コーヒー」優しく私に渡してくれる。

「あ、あり…がと」

反射的に受け取って…

え?え?え???ど、どうなってるの!

 なんでコーンが。いえ。わたしが母さん…かあさんって??なに!どういうこと!!

「体…大丈夫?」コーンそっくりの美少年が、気遣うように声をかけてくれる。

「あ。ええ。別に なんとも…」少なくとも どこも痛くは…。

「…立てる?」

「え。ええ そりゃ…」

どうやら 私が寝てたのは リビングの大きなソファーの上。
 コーヒーカップを彼に持ってもらって 立ち上がろうとすると…
 とたんに! 体の中心に 鉛のような痛みが走り あえなくソファーに沈んだ。

 なっ?なに!この…かつて あじわったことのない 痛みというか だるさは!
 全然 力が入らない!!

 やっぱり…という顔をして少年がため息をつく。

「親父のヤツ!ロケで 2週間ぶりだったからって 無茶しやがって!!」
 は?なんのこと?
 親父って??

 ちょっと 待って。

 この美少年 さっきから 私を「母さん」と 呼ぶ。
 ってことは これ 私の息子!?

 ちょっとまてーーーーーーー!!

 結婚さえしてないのに なんで 子どもが!!!

 そそそそそそれに!この美少年が「親父」と呼ぶからには!
 =私の夫!?

 誰よ それ…。

 なんなの このやけにリアルな感覚付きの やけに凝った夢は!!
 そうよ!夢よ!夢よねっ!夢に決まってるじゃないの!!

「ママー。おめめ覚めたの?」
 突然 かわいらしい声が 響いた。

 現れたのは 5歳くらいの女の子。

  …!

 わ た し …?

 子ども時代の私…だ!

 にこにこ笑って まっすぐ 私に抱きついてくる。

「よかった ママ ご病気じゃなくて」

ぎゅっと しがみついてくる その幼いなりの力強さに。

 涙が出そうになって 反射的に 抱きしめた。

「大丈夫よ 心配かけて ごめんね。」

勝手に言葉が滑り出ていた。

「奏海(かなみ)。ママに 果物もってきてあげてくれ」美少年が 優しく妹の頭をなでる。

「うん!待っててね!ママ!!」

くったくない笑顔で 部屋を飛びだす少女に ほっとする。

 あの子は 愛されて 幸せに育っているらしい…わたしと違って…!

 そして
 ぞくっとした!

 夢じゃない!
 これは…夢じゃない!!

 でも 現実の 私がいた世界じゃ…ない!!

 タイムスリップ?!
 もしかして 未来の世界に とんだ…とか!?

 でも タイムスリップなら 私 17歳のままで!
 いくらなんでも この子達 ヘンだと思うはず!!

 …心…だけが 跳んだ…?!

 背筋が寒くなる。

 ど、どうしよう!どうしたらいいの?
 帰れるんだろうか?元の世界に!

 それより なにより

 私 いったい 誰と 結婚したの〜!?


イラスト「星時計」 Little Edenさまより
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