スキップ・スキップ・ビート!

アクセスカウンタ

zoom RSS スキップ・スキップ・ビート!bR0(side:皓)

<<   作成日時 : 2007/07/23 17:37   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

「ごめんなさいね!遅くなって!!」

 俺たちが来てから、5分ほどたった後。
 社夫人が 息を切らせて 駆け込んできた。

「気にしないで。逸美ちゃん。俺たちも、今来たとこだから。」

 親父が優しくほほえむ。

「さっきは、素敵な贈り物ありがとう。百瀬さん。」
「どういたしまして!また、一緒に仕事できてうれしいわ!」
「私もよ!またよろしくね。」

 京子ちゃんが、実に自然な笑顔で挨拶する。

 お見事!
 とてものこと
 昨夜「データ」見て 驚愕の叫びあげてたなんてことは 誰にもわかるまい!

「佑人…ご挨拶なさい!」社夫人が 6歳の我が子を前に出す。
 今日は親子共演。撮りも一緒だったらしい。

「こんばんは 佑人君。」
「こ、こんばんは」

 京子ちゃんが、優しく微笑む。
 演じてるとき以外は 常におだやかな佑人君は はにかんでいる。

「佑人くーん」「奏海ちゃん!」
 待合室のはしっこで 奏海が呼ぶ声に ぱっと 佑人君の顔が輝いた。
 たたたっと 奏海に駆け寄る。

「奏海ちゃん、ほら 君の番だよ。」

 ふきげんそうに 上杉家の長男 京也君 6歳が 奏海をたしなめる。
 5歳と6歳で チェスしている図…って なんだか不気味だ…!
 しかも 二人とも 俺が 歯が立たないほど 強い!
 (俺だって、自分の高校では 敵無しなのに!)

「うん」
 ちらっと一目だけ 盤面見た 次の瞬間、奏海は クィーンを動かし、キングを取る。

「チェックメイト!」

「くそー!また やられた!!ビショップ3−4までは 俺が優勢だったのに!」

 レベル高すぎて ついていけない…!
 二人がこれ始めたら 即 そばを離れることにしている。
 (うっかり 助言でも求められたら最後…年上の威厳 損ねてしまうからだ!)

「さあ。全員そろったし、個室のほうに移動しようか。」

  親父の一声で、3組の家族がぞろぞろ移動する。

「ぼ、僕、奏海ちゃんの隣がいい!」
  日ごろは おとなしい佑人君が 自己主張する。ここで遠慮してたら…
「俺も!奏海ちゃんの隣!」
  元気者(『やんちゃ』ともいう)京也君に、根こそぎもっていかれるからだ。

「はいはい。子ども席3人分 並べて作ってもらおうな。」
  社さんが 苦笑しながら 係りの人に伝えた。

「…大丈夫かしら…この子たち…」
  上杉夫人…芸名:琴南奏江さんが ぼそっとつぶやいた。
「将来も このままだと 怖いですよね…。」
  社夫人…芸名:百瀬逸美さんが 小声で答える。

「「小悪魔の子は小悪魔…だものねぇ…。」」
  二人して声をそろえる。
  
 人んちの家族に ずいぶんな言い方ですよね!…とは 言えない。

 二人とも 親父と不破の『伝説の仁義なきバトル』至近距離で見ている。
 自分の息子たちで それ 再現したくはないに決まってる…!

「ま、まあ まだ この子たち6歳だし!これから出会いがたくさんあるし!」
「そ、そうですよね!すぐに…卒業しますよね!」

  二人が二人とも、必死に物事を明るい方向に見ようとしている。
  
  水差すようですが…
  難しいんじゃないんでしょうか…!

  前方では 親父が京子ちゃんの腰を優しく抱いて エスコートしている。
  まったく!人前だと、京子ちゃんが拒めないの見越して ここぞとばかり べたべたして!  

  あの二人が出会ったのは…まだ6歳と10歳の頃…と 聞いている。
 
  案外…ばかにできないものなんだ 幼い頃の想い…って。
 
 卒業できるはずだった…!
 
 子どもの頃…母親に抱いた淡い想い…なんて!

  卒業したはずだったのに!もう…とっくの昔に!!  

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

スキビ素敵サイトさま

スキップ・スキップ・ビート!bR0(side:皓) スキップ・スキップ・ビート!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる