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<<   作成日時 : 2007/08/31 15:11   >>

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そっとキョーコの体を、ベッドに横たえる。

そのまつげには、まだ涙がたまってる。

つきんと胸が痛んだ。

彼女の母親に対する怒りが、めらめらとこみあげる!

抜けないとげのように いつまでも彼女を苦しめ続けて!

その細い手が、俺の袖をしっかり握り締めていて ほどけない。
むろん、ほどくつもりもない!

こんな彼女を 一人にさせておけはしない…!


画像



「…父さん…」

皓が 真っ青な顔で入ってきた。

「…ん?」

「お、俺のせい?なにか…京子ちゃんに…傷つくこと…言った?」

「…気にするな…皓」

 リビングで聞くともなしに聞いていたが
 皓に悪気なんてかけらもなかったのは、確かだ!

 『同居』していた頃にも
 結婚してからも しばらくは たびたびこんなことがあった。

でも
皓が生まれてからは、ぱたりとやんで

俺も、もう すっかり 安心しきっていた…。

皓に、わかるはずがない…

母になって やっと キョーコは 卒業できていたんだから!幼い頃のトラウマから!

「だが…今の彼女には…『親子』の単語はタブーだ。いいな?」

 本人にもどうしようない…無意識にやってくる傷だ。

「…はい…ごめんなさい。」

「お前も、もう寝ろ。奏海は…」

「レッスン室…この騒ぎには 気づいてないはずだ。完全防音だし…。」

「没頭しだすと 食事もしないからな…迎えにいって、一緒に寝てやれ。」

「ああ…。父さんは…」

「ここで寝るさ…一人になんかできない。」

「…そう…だね。」

 ふぅっと 皓がため息をついた。

「京子ちゃんには、父さんじゃなきゃ だめだよね…。」

「ん?」

「つくづく思い知った…!俺、焦るだけで…何もできなかったし…。」

「…だてに 年とってるわけじゃ…ないからな…」

「その年の功で!早く母さんが元にもどるよう がんばりなよ!父さん」

皓が なにやら ふっきれたように明るい声で言う。

「そろそろ…我慢も、限界…だろ?」

…なっ!?

「お、親をからかうんじゃない!」

「いっとくけど。今 野獣になって襲ったりしたら、今度こそ 見捨てられるから!」

「皓!!」

「じゃ、お休み。お父様」

いたずらっぽい眼で、茶化しながら部屋にもどっていく!

ったく!
ガキのくせにっ!

…痛いとこ…つきやがって!

どこで教育 間違えたんだ?!俺は!

イラスト「天使雨想」(LIttle Eden様)

 

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