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zoom RSS 平気じゃないのはたぶん僕 【鶴レンガどうするバトン☆3】

<<   作成日時 : 2010/05/05 22:36   >>

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■問三■

 キョーコとショータローが 一緒に暮らしていたことを、「BOOST」がすっぱ抜きました。

 ショータローに都合の悪い部分は一言も触れられておらず、
 裏からショータローが手を回したことは見え見えです。

 キョーコとは、記事を見て以降まだ話せていません。

 さて、どうしますか。



◆A.3◆


        


  平気じゃないのはたぶん僕

「あ、あれ!?つ、敦賀…さん!?」

「おはようございます ブリッジロックの皆さん

「「「おはようございますっ」」」

 いつもどうりのきらきら笑顔
 同い年とはいえ 格下の僕らにまで ていねいな物腰

 さすが 芸能界1の紳士!

「…ところで…

「はい?」

「キョ…最上さん…は?」

「あ。キョーコちゃんなら…」

「…『キョーコちゃん』…?」

 きゅら きゅらっっきゅらららっっっ

「!?(え!?な、なんだ!?いま 背筋がぞくっっと!!)」

「あ、あの!つ、ついさっきまで いたんですが!」

「…いないの…?」

「は、はい。番組のマ」「アシスタントっ」

「あ、アシスタントが 終わって即 スタッフから これ見せられて」

 あっ、あっぶねー!
 キョーコちゃんから さんざん 念おされてた設定だったのに!

 コンビのフォローで ぎりぎり思い出す。

「…れ、れ〜ん…」

 ん?

 息も絶え絶え…な このか細い声…

「お、おま…脚 早すぎ…!お、おれ これでも 陸上強かった…のに…!」

 や、社さん?

 LME誇る 敏腕マネージャーの こんな疲れ果てた姿 初めてみる!

 いつも すっごく クールでかっこよくて
「マネージャーにしとくのもったいない」って かげでささやかれてる美青年なのに

「『これ』…って」

 敦賀さんが ぼうぜんと 僕が差し出した物体を見つめる。

「なに?…この…大きな紙だんご…」

「も、元は 芸能雑誌だったんですが…キョーコちゃ…さんが…」

「もしかして、これ?」

 敦賀さんが BOOST最新号を掲げて見せてくれる。

 ???

 なんでだろう!?
 なぜか それが 真ん中から 真っ二つに裂けている!

「そ、そうです!そ、そこに…な?」

「う、うん 彼女の ひどいゴシップが 載ってて!」

「め、眼にも留まらぬ速さで びっりびりに 引き裂いたかと思うと ぐっしゃぐしゃに丸めて!」

「…そ…う…」

 ?!

 敦賀さんの顔が 苦しげにゆがんだ。

「で?どこに行ったか、わかる?彼女、この後は 仕事も入ってないんだけど」

 よく ご存知で!

「お。表には 芸能記者が わんさとはりついてましたから」

「プロデューサーが 地下につながる出口からこっそり出させたんですよ 軽く変装させて」

 テレビ局は その性質上 テロ組織に狙われやすい。
 占拠された場合を想定して いろんな仕掛けがあるのだ。

「何分前?!」

「じゅ、10分前です!」

「…なら…もう 地下からは 出てるはず!」

 さっと 敦賀さんが 携帯のワンプッシュボタンを押した

 軽いコール音 2回
 …で 敦賀さんの顔が 輝いた。

「キョーコ!よかった!やっと 通じた!!」

 …キョー…コ…!?

「ああ。わかってる。
 こんなもの ねじ伏せてやる、なんなら 雑誌社ごと つぶしてやるさ!」


 …え え、え!?

 誰だ この人!

 この…邪悪な真っ黒いオーラ 漂わせる男は!

「だから ね?安心して」

 一転

 漆黒の闇のような凍った空気は
 ピンクの花園のようなオーラに 変化した

「いったろ?俺は 絶対 君を守る。どんなものからも…ね」

 っ!?

「そう 南西側出口だね。迎えに行くから 動かないで」

 携帯に耳当てたまま くるっと敦賀さんは 方向転換した。

「サングラスに ドレッドヘアーのかつら?それは 楽しみだな」

 甘い とろけるような優しい声は
 そこらのコンクリートの壁さえ ふわふわ雲にしてしまいそうだ!!

「ごめん 怒らないで…。キョーコは 何着ても可愛いって…」

 もはや
 僕たちの存在は 忘れ去られたらしい

 敦賀さんのなだめすかす声が 早足に 次第に遠ざかっていく。

「ああ。もう…!アイツは!京子ちゃんからむと 理性なくすんだから!」

 ぽつん

 気の毒にも
 忘れ去られて 取り残された 敏腕マネージャー独り

「あ、あのぉ…」「い、今の会話」

「石橋君トリオ!」

「「「は、はいっ」」」

「君たちは 何も 見なかった 聞かなかった いいね?」

「え」「あ、あの」

「い い ね」

 ずぉぉぉぉ―!

 ひっ!?

 瞬間
 5月の穏やかな空気が凍りついた!

 こ
 これか!

 一見非力な優男 社さんが
 敦賀さんのマネージャーに抜擢された 最大の理由

 秘技☆ブリザード旋風!!
 
「ぼ、僕 収録後 ど、どなたにも お会いしてませんでした」

「あ、ぼ、僕も!」「お、俺も なぁんにも みてません!きいてません!」

「さすがですね。ブリッジ・ロックの皆さん」 

 ほにゃ

 社さんをとりまく空気が 一気に和らぐ。
 
「いつか また 蓮を番組に呼んで下さい。スケジュール 何とかしますから」

「おおお!?本当ですか!?」「ありがとうございます!!」

「ええ。もちろんですよ。…でも…」

「…でも?」

「…ちょっと 今後 蓮の身辺 さわがしくなると思うので…」

 はぁぁぁ

 社さんが
 敦賀さんが去った方向 見つめて ふかぁいため息を吐く。

「落ち着いたら…ってことで…じゃあ…」

「は、はい」「お疲れ様でした!!」





「知らなかったなぁ…!京子ちゃん 敦賀さんと つきあってたのか!」

「あの電話のやりとりからして…べたぼれだよなぁ 敦賀さん…」

 その日の仕事を終えて
 戻ってきた 共同マンション

 コンビどもの会話が 胸に刺さる

「…そりゃ…相手に…されないはずだよな…」

「り。リーダー!」

「あ、そ、そうだ!テレビ!テレビみましょうよ!ね!」

 気を使ったのだろう
 即 テレビの大音量が流れ出した

「いやぁー!本当に びっくりですね!!」

 ん?

「BOOST誌が、京子さんが『不破尚と同棲』してたと すっぱ抜いたのも びっくりでしたが
それどころではない 超びっくり大ニュースです!」

 ??

「なんと!あの敦賀蓮が 京子さんと堂々の交際宣言!」

 はっ!?

「では、記者会見の模様をお送りしましょう」

 画面が ぱっと切り替わる

 LMEの会議室!
 
 しゃ、社長まで 同席してる!?
 
「では 今日のBOOST誌の記事は…?」
  
「不破さんとの同棲というのは、正確には 『同居』で…不破さんとは 兄妹のようなものだったので
 そうした色っぽさとは無縁だったんです。」


「し、しかし 年頃の男女が 一つ屋根の下に 同居してて…」

「もし 私と 不破さんが そういう 色っぽい関係だったとしたら…」

 京子ちゃんが かわいく微笑む。

「私が 今 ライバル社の LMEにいるのは 変でしょう?
 不破さんが よほど 恩知らずで冷酷な男性でないかぎり」


「そうですよ 不破君は アカトキを代表する トップアーチストです」
 
 敦賀さんが きらきら笑顔で微笑んでいる。

「深い仲になってる大切な女性が 芸能界に入りたいっていったら
 自分の所属してる社に入れて 便宜はかるはずでしょう?」


「そ、そう…ですね…」

「不破さんの御両親に たいそうお世話になってましたので
 お手伝いさんのまねごと させていただいてただけです。」


「な、なるほど…」

「それでは!お二人のことに 話を戻させていただいてよろしいですか?!」

「ええ もちろん。なんでも どうぞ」

「出会いは!?」「告白は どちらから!?」「ご結婚のご予定は!!」

 会場中から 熱気むんむんな質問が 一気に押し寄せる。

 …ぶちっ!

「あ、な、なんで 消しちゃう…」「しー!ばか!!」

「…寝る…」

「う、うん」「お、おやすみ リーダー!」

 やつらの気遣う声音に送られて
 自分に割り当てられた部屋のベッドに倒れこんだ

 京子ちゃん

 幸せそうだった すごく

 今日 BOOSTのあの記事 見たとき

 すっごく動揺して 真っ青になってただけ

 何もできず
 ただただ ショック受けて おろおろしてだけ

 比べ物にならないくらい
 キョーコちゃんのほうが ショックだったはずなのに

 何一つ
 おもいやってあげることもできなかった!

 あの人は

 即

 動いた

 自分の受けた衝撃より
 まず 京子ちゃんを 思いやって

 すぐに
 京子ちゃん 守る方向に 動いた

 かなわない
 かなうわけないじゃないか あんな人に
 
 よかったね 京子ちゃん

 最高の恋人 つかまえて

 
 明日は 言う
 ちゃんと 笑って 言う

「おめでとう」って

 ちゃんと 言う…から

 今日…だけ…は 泣かせて

 君を 想って

 今日だけ…だから―

                             「平気じゃないのはたぶん僕」― Fin ―                                      

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ことりん様
こんにちは。ことりん様のSSを拝読できて嬉しく思います。

キョーコちゃんを取り巻くオトコ達が、ただ一人の存在に想いを寄せているわけですが、叶う想いあり、散る想いもあり・・。
光さんは、純粋にキョーコちゃんを想っていたぶん、恋を失ったやるせない想いは計り知れないでしょうね。
しかし、恋敵は敦賀さん(松太郎ちゃんも)なわけで、それこそ光さんと敦賀さんの想いのパワーを変換、比較したら・・

光さん  優しい太陽光で今日もお湯がわかせます。
敦賀さん 魔王嫉妬ビームで星一つ破壊余裕。

光さんには、新たな出会いと恋、そして可愛い恋人をつくってもらいたいです。
いつも笑顔でいられたら良いですね。
ともにょ
2010/05/11 18:48
ともにょさま 
あたたかいお言葉 ありがとうございます!

光君は すっごく良い子なので 私は大好きです!
><;できたら 悲しい思いは させたくないなぁと 思ってます!

ですよね!
太陽のように優しい光ですよね!*^0^*

れ、蓮さまは…( ;)ノーコメントで…いいですか?

みんなが 幸せになってくれればと 思います♪ *^-^*
ことりん
2010/05/16 01:19
にゃふふふふw

まさかの光さん視点☆
さすがです!!!!!
すばらしい発想力に尊敬☆

そして、松だけでなく、光さん含ライバルを一掃する蓮さん。。。

なにより、誰より、敏腕な社さんに乾杯☆☆☆
gene
2010/05/24 14:30
geneさま こんばんは
コメント、ありがとうございます♪ *^-^*

お言葉 とっても 光栄です!

社さんは 本当に名マネージャーですよね!
私も とっても 尊敬してます!^−^
ことりん
2010/06/05 00:11

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